宗泉寺行事報告と近況ブログです。
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2024冬 秋の彼岸法要を厳修

9月21日にお彼岸の法要をしました。
皆さんで正信偈をお勧めした後、住職がお話をしました。浄土はなぜ西のほうにあると言われているのかと言うお話をしました。
浄土真宗で大切にしている三つの経典すべてに極楽浄土は西のほうにあると言うことが書かれております。西の方と言うのは、日が沈む場所であり、心を静かに定められる方向だと言われております。
逆に東のほうは、太陽が新たに生まれ出るところ、出発の場所、始まりの場所と言う印象が世界各地で伝承されています。
西は私たちが帰る場所、カラスが鳴いたら帰ろうと言われるような帰るべき場所として、西の極楽国土、楽しさの極み、清らかな国と言う場所がイメージされやすいということで、お釈迦様が西の方角を決めてくださったのであろうと、過去の仏教者たちは受け取ったわけです。
お彼岸と言う、年に2日だけ太陽が真東から出て真西に沈む日を境に、前後3日間で一週間かけて、心を集中させて、彼岸と呼ばれる極楽浄土のことを思いうかべようという期間として、お彼岸が大切にされてきました。
私たちも忙しい日々の中で少し心を落ち着けて、皆が帰ってゆける西方の美しい国のことを思い浮かべ、どんなものでも命を終わりがあるんだと思い、皆が帰れる場所があるから安心して生きていこうと教えを抱きながら生活を続けていただけたらと願っております。
2024冬 仏具を綺麗に―おみがき報告

9月29日(日)午後1時より、本堂で仏具を磨きました。磨きにくい物も磨きやすい物もありますが、全てきれいに磨いて頂きました。お手伝いありがとうございました。
2024冬 お寺デ健康体操報告

お磨き後の30分ほどみんなで座りながらできる体操を習いました。
股関節や肩の周りなど、普段意外と動かせていない部分を動かしたり、危険が少ない方法で筋肉を鍛えたりしました。講師の若林さんから習いながらみんなでやっていくと、自己流でやるよりもしっかり動かせるのでおすすめです。次回以降も予定していますので是非ご参加下さい。
2024冬 境内を綺麗に―草むしり報告
9月はまだまだ暑くて大変な中、また急にぐっと冷え込んだ11月にもお手伝い頂きありがとうございました。
来年も3月になりましたら、作業を始めますのでお手伝いいただけますと助かります。
2024冬 正信偈を書く会―写経の会―
写経の会を月一度のペースで続けています。9月30日、10月21日、11月18日に宗泉寺本堂で開催しました。連続でなくても気が向いたときだけの参加もできます。テキストは無料でお配りしています。お気軽にご参加下さい。
2024冬 みんなで本を読むー聞法会の報告
前半は住職の正信偈のお話、後半は法語カレンダーの解説書『今日の言葉(大谷派)』と『こころに響くことば(本願寺派)』をみんなで読んでいます。5か月ぶりの聞法会の開催となりました。
◇11月11日(月)
正信偈については、前回までの振り返りも交えつつ、顕示難行陸路苦~応報大悲弘誓恩の部分について。龍樹大士が難しくない方法でも救われる道を伝えて下さったというお話でした。
11月の法語
仏の救いのはたらきが 私の声となったお念仏 内藤 知康
今までで一番おいしかったものという導入の文章を読んだので、その話題になりました。どういうときに食べたか、どういう思い出と繋がっているかという話題から、救われる、いただくということと自分が受け取るというお話になりました。おいしかったものについて、それぞれの思い出や最近思った事などをおしゃべりしました。
仏教のお話もしますが、思った事を気軽に話しに来ていただけたらうれしいです。 皆様のご参加お待ちしています。
2024冬 最近読んだ本 釋尼光智
『本の栞にぶら下がる』岩波書店

『隣の国の人々と出会う:韓国語と日本語のあいだ』創元社

斎藤真理子 著
先般発表された二〇二四年のノーベル文学賞を受賞した作家をご存知でしょうか。ハン・ガンさんという韓国の作家さんです。アジア人の女性として初めての受賞ということで話題になったと記憶しています。今回取り上げた二冊のエッセイ本の著者は、ハン・ガンさんの作品や他にもたくさんの韓国文学を翻訳し、紹介されている斎藤真理子さんです。
『本の栞にぶら下がる』の方は、斎藤さんの読書についてのエッセイです。タイトルには読書するときに付箋やメモではなく、栞をはさむようにお話の流れや心に残った部分を大事にするのもいいのではないかという意味が込められているのだそうです。若い頃に読んだ本やその時代のこと、趣味の編み物をしながら!読むのに良い本のことなど、取り上げられている話題は幅広く、とても面白く読みました。斎藤さんが学生の頃に読んだ流行作家のことなども出てくるので、斎藤さん(一九六〇年生)と同世代の方は懐かしいのではないかと思います。
もう一冊の『隣の国の人々と出会う』はハングルの成り立ちや仕組み、韓国文学、韓国の歴史、現代の文化と社会など基本的なことを知ることができる本でした。十代以上の人向きの本だそうで、読みやすく丁寧に書かれています。斎藤さんがなぜ韓国語を学ぶようになったのかという話も書かれているので、読みながら一緒に隣の国のことを知っていけるような心強さがあります。韓国文学を読んだことがなくても、韓国の映画やドラマや音楽に親しんでいる方は近年増えていると感じます。そういうものを観賞する上でも、どういう歴史や文化があるのかを知ると理解が深まるのではないでしょうか。
日本が侵略した時代と朝鮮戦争があったことは歴史の授業で習ったことがあっても、民主化運動のことなどあまり知らなかったのでとても勉強になりました。歴史の影響でハングルを何語と翻訳するのがよいのか揺れてきたこと、日本との関係、南北に今も別れていることの影響、在日朝鮮・韓国人のことなど。著者の体験も含めて、丁寧に伝えてくれているなあと思いました。これらのこと全てを含んだタイトルの“あいだ”は、すごく重要な感覚だと思います。
私は韓国の小説は短編を少しと長編を一冊読んだことがあるくらいなのですが、せっかくたくさんの小説が翻訳されているので色々読んでみたくなりました。隣の国の人たちの日本人と似ている部分や文化の違い、時代に人生を翻弄されながらも生きる人の思いの一端を小説を読むことでも知ることができるのではないかと思います。
人生の総決算-終活の始め方-釋龍源
終活を考える方のお話を聞くこともありますので、茅ヶ崎市主催の人生の総決算❘終活の始め方、始めた人から幸せになるを受講しました。聞いたことをお伝えします。
終活は、人生の終わりを考えるのではなく、これから先の楽しい人生が開けてくるとイメージすることです。エンディングノート(以下ノート)を中心にした終活のお話です。
終活とは何か?
「みずからの人生を振り返り、これからどう生きるか」がテーマになります。ノートを使って振り返り、書き記していきます。ノートは一度で完成ではなく、何度も書き直し続けます。今日と同じ日がいつまで続くかわからない、そんな不安の中で、後に残った親族のことも考えてノートを残します。
ノートを書き残す目的は二つあります。一つ目は自分の為です。「自分らしい人生を生きる準備」の意味もあります。終活は自分の人生の終盤に向けて、最後まで自分らしい人生を送るための準備となります。これまでの人生を振り返り。これから残りの人生で何を大切に生きていくか。「これだけはやっておきたいこと」を整理するための時間にもなります。
ノートを記す目的の二つ目は、残された家族のためです。大切なものが、どこにあるかまとめておくと残された家族の負担が軽くなります。
年齢と幸福度の変化
現在の平均寿命は男性八十一歳、女性八十七歳といわれています。ですが自分の事が自分でできる健康寿命は、男性で七十二歳、女性で七十五歳といわれています。だからといって、自らの親に終活の相談をすると喧嘩になることもあるデリケートな問題です。
人生の幸福度というものをアメリカの大学教授が分析した結果、幸福度が最も低くなるのは四十八歳です。それからは幸福度が上り続けます。その理由は、子育てや、 親の介護、住宅ローンの返済、仕事の責任など、不安なことが全てのしかかる年齢から、心配がなくなっていき、ほっと一息していく年齢です。
年齢とともに変わることとしては、体調の充実度として男性の七十%が七十五歳頃から徐々に充実度が落ちていきます。女性は八十八%が七十代半ばから穏やかに充実度が下がっていきます。七十代半ばから徐々に健康状態が衰えていき約八割の方が衰えを感じます。しかし九十代でも充実度が高い人の共通点は、社会との関わりを、いつまでも保っている人や、自分がやりたいことを楽しんでいる方だそうです。
終活の四つの始め方
終活のスタートにおすすめの方法が四つあります。
一つ目は、身の回りの物の生前整理です。断捨離といわれる、無駄なものを捨てていくことです。
二つ目は、エンディングノートを書いておくこと。そのことによって残された家族の書類や通帳の捜索などの負担が減って、気持ちの整理に集中でき、今後に何をやるべきかがはっきり分かってきます。
三つ目は、遺言書を作成すること。法的に効果のある正式な遺言書を必要がある人は作成します。
四つ目は、お墓を決める、ご葬儀のことを決めます。
- 生前整理の方法
一つ目の身の回りの物の整理について、断捨離のコツがあります。子供が家から巣立った後も、子供部屋はそのままであったりする方が多いのではないでしょうか。お気に入りのものに囲まれるのも良いですが、自分の洋服であれば一年以上着ない衣類や、気に入っていても、今は似合わなくなった服があれば、捨てる箱を作って入れていく。ブランド品やアクセサリーは換金する、その際は実際の店舗で買い取ってもらうのが安全です。印刷した写真は 業者に頼んでデータ化してもらう。その後アルバムは捨てる。思い出の品は、写真に撮って残したり、リメイクしたり、リサイズして使っていく。そして写真に撮ったものは捨てる。 大きな家具、桐ダンス等の大きい家具は、地震の安全性を優先して処分する。
また物だけでなく、デジタルデータの整理をしておくということも大切です。自分以外の人が見ても、わかるようにパスワードやメールアドレスを整理して残しておくこと。自分の使っているパソコンのデスクトップに「見てねフォルダ」を作って情報をまとめておくこと。スマホの中のデータ、パソコンの中のデータ、パスワードを明らかにしておく。見てほしいデータがある時は、エンディングノートに書くか、デスクトップ上に「見てねフォルダ」を作る。
- ノートを書いてみましょう
二つ目のエンディングノートの作り方。ノートには遺言書のような法的な効果がありません。自分の希望や考えを、後の人に伝えるものです。「書くぞ」と思っていると書けないので、日記のように少しずつ、書きやすい項目から書いていくのがコツです。お世話になった人への感謝を伝えることも大切です。言葉で伝えにくいことを書き残しておきましょう。
この三つの事柄をノートに書こう
エンディングノートで記載する大切な三つの事実があります。
一つは基本情報、氏名、生年月日、住所、経歴など、なるべくたくさん書いておくといいでしょう。趣味嗜好、好きなもの、食べ物、香り、本、何でもいいのでどんどん書いていきましょう。
二つには財産に関することです。金融機関名、口座番号、証券番号など大切なことなので一つにまとめておきましょう。また使っていない口座を閉鎖して、休眠預金口座がないかをよく確認して、数千円でも自分の財産を再発見しましょう。
三つには供養、相続に関する情報です。生前契約している葬儀社があれば、その情報を記します。墓地があれば、年間管理費の振込引き落とし口座の情報や、遺言書があればそのことも書きましょう。
医療的ケアの選択
エンディングノートには亡くなった後に、どのようにして欲しいかという希望を伝えることができます。さらに最近では、生きている間の医療に関する希望を決めておくことによって、自分自身も遺族も幸せになる方法を選ぶことができます。人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング) といわれるもので、どこまで治療をするかを決めておく事です。 まず、余命の告知をして欲しいか。そして延命治療をしたいか。最後に、どこで最後を迎えたいのか。これらは希望なので、できないこともありますが、亡くなった後に自宅に帰るという方法で願いをかなえて遺族が安心することもあります。
③遺言書の作成について
三番目の遺言書については、残す人がどんどんと増えており、ここ十年で最高の件数になっています。平成元年から比べれば二.五倍の方が遺言書を残しております。相続が争族(そうぞく)にならないように遺言書を作るとおすすめです。仲が悪い親族ほど遺言書で決めておいた方が良いです。その際は法的に有効なものを作成しましょう。
- 葬儀やお墓について
人生最後のイベント、お葬儀をどうするかということについて、自分がどうしたいのか 、誰のためにやるのかを考えると良いでしょう。葬儀は、通夜葬儀のある家族葬が五十%、通夜葬儀のある一般層が三十%、一日葬が十%、直送(火葬式)が十%が去年のお葬式に関する全国調査の統計です。
お墓は自分で管理するのではなく、手間のかからない方法を求める方が多いようです。二〇二四年の統計でお墓選びで大切にすることは、お墓の種類をが最重視されています。後継者が不要のお墓を購入した人が全体の六十四%。購入したお墓の種類としては、樹木葬が四十九%、一般のお墓が二十二%、納骨堂が二十%です。樹木葬は、他のお墓のような年間管理費がかからないという特徴があります。
二番目は金額や、自宅からの距離です。自宅からお墓までの平均所要時間は三十一分となっています。
終わりに
終活は元気なときから、やりやすいことから初めることが大切です。またエンディングノートは書ける所だけでも埋めていくことをおすすめします。
終活は自分の人生の終盤に向けて、最後まで自分らしい人生を送るための準備となります。講師の方は、親の好きな香りや好きな曲を知ったことで、介護の間に親の好きな香りを用意したり、曲をかけることができて介護の満足度が上がったというお話しをしていました。
私はお寺の住職として葬送に関わるなかで、終活に興味があったので今回の講義に参加しました。どんな人も若いうちから準備して情報を残しておく方が良いと思いました。私もエンディングノートを書いてみようと思います。葬儀や法事で関わるご遺族の方から、口座番号や本籍地のことなど大変苦労したというお話を様々教えて頂いていたので、パスワードを一つのファイルにまとめて保存しています。
また、治療の選択が正しかったのかと悩み苦しむご遺族もおられます。「本人が望んだのだから、これで良かったんだ」とわかっていたら少しでも悩みが軽くなるのではないでしょうか。
また、想像以上に維持費不要のお墓が人気なのだと分かりました。いままでのお墓の維持の方法に納得ができない方が多かったのでしょう。お寺として他人事ではないと思いました。
実際に書いてみようと思われた方は、茅ヶ崎市が発行している無料のエンディングノートがありますので、「わたしの覚え書き 希望のわだち」で検索してみて下さい。
2024冬 セルフケアについて 釋龍源
グリーフケア講習を受講
セルフケアとは、自分を大切にする行動や心がけです。グリーフ(喪失体験)の共感や分かち合いも心の余裕がなければできません。
セルフケアが、なぜ必要なのかを理解し、自分自身の体調や心に注視して気づいていくこと、そして自分の行動を通して自分自身を大切にすることになります。
セルフケアはグリーフケアに携わるに当たって最も重要なことです。自分を大切にすることができなければ、他者を大切にすることもできません。そのため、にセルフケアの技術を学んでいくことが重要です。
セルフケアは、自分で行えるケアで気分が良くなることもありますし、みんなでお茶を飲んで話をすることで気持ちが晴れるケアもあります。
ケアの方法は、心や体の状態が良くない時や調子が良い時など、それぞれの状況に応じて善し悪しが変わります。そのため、今日は調子が悪いから家にいよう、今日は元気だから外に出て花を見に行こうといったように、自分自身の調子に気づく事が大切です。そして自分の調子が悪くならないように、自分自身をいたわっていくことが大切です。
様々なセルフケアがありますが代表的なものとして次の三つが挙げられます。ひとつ目は、適度な休息を取ること。疲れたときは無理せず休息をとり、心身をリフレッシュすることが大切です。
ふたつ目は、趣味を楽しむこと。自分の好きなことをすることで、ストレス解消や気分転換につながります。
三つ目は、自分の気持ちに耳を傾けること。無理をせず自分の身心に注意を向けて、それに合わせたケアをすることが重要です。
セルフケアを続けることで、自分の健康を保ち、周りの人との良好な関係を築くことができます。ぜひ、自分に合ったセルフケアの方法を見つけて実践してみてください。 人の話を聞く際には、メリハリをつけて対応しないと自分の時間が奪われて負担が大きくなり、お互いに傷ついてしまうこともあります。それを防ぐためにも、自分のケアを自分で行うことが重要です。
2024冬 能登義援金の報告
2024年の年始に能登で震災があり、その後も復興は難航しており、更に大変な水害もありました。
私たちにも何かできることはないかとお寺の玄関に募金箱を設置しています。ご法事や行事でお寺に来た方が募金して下さり、日本赤十字の能登半島地震災害義援金に29,5318八円を送金しました。
もうすぐ地震から一年が経とうとしていますが、まだまだ大変な状況のようです。引き続き心を寄せていたいと思います。