『家族ゲーム』映画感想

主演: 松田優作 , 伊丹十三 , 由紀さおり 、 宮川一朗太
監督: 森田芳光

住職

 私が小学生の頃に公開された映画です。TVでの放映を見てから何度も見返しています。
 子供の教育にとまどう家族を描いた映画です。40代夫婦と高1男子、中3男子の四人家族。受験生の次男のために家庭教師がやってきた。変わった家庭教師と反抗期の次男が中心となって物語が進むという内容です。

 子供の頃は、受験生の気持ちや、親って汚いという気持ちで見ていました。大人になってから見ると、親の気持ちで見るところもありますが、子育てとは恐ろしいことをしていると改めて思います。
 私の子供が思い通りにならないということと、自分も学生の頃はこんな風にだいたいで生きていたなという気持ちを思い出します。


 昭和の学生生活を懐かしむところが私には多分にあることがわかります。先生が本で頭を叩く、家庭教師が殴る、生徒同士が殴るなど今だったら問題になっているだろうと思いながら、厳しく躾けるということを肯定する心もあります。

 映画の1番の魅力は不穏な空気感だと思っています。普通の生活のシーンしかないのですが、誰かが何か起こすのではないかという不安感が常にあるという緊張感とワクワク感が魅力なんだと思います。

 何度みても新しい発見がある映画です。子供のころは子供の目線で、大人になると大人の目線で見ることが出来ます。子供の成長と成功を喜びながら、これで良いのか?という空気が張り付いている映画です。
 

2020-06-18 | カテゴリー : 感想 | 投稿者 : stan