2024冬 読者の声  

前回2024年夏の寺報に感想のお手紙をいただきました。ご了承を頂いて掲載します。


広島へ旅行、万葉集のエッセイも楽しく拝読させていただきました。ありがとうございました。茅ヶ崎市 𠮷野様


▼エッセイを書いた方にもお知らせしました。ありがとうございました。


お手紙内の一部抜粋

 寺報九十六号拝読させていただいております。ありがとうございます。地球上から戦いがなくならないのは何故なのでしょうか。日々の暮らしも難しい人々の映像を見るにつけ考えさせられる事ばかりでございます。今月のカレンダーの絵「穴水のボラ待ちやぐら」は何回か、すぐ脇を車で通ったことがあり、その変わった様子にびっくりしたことを思い出しました。能登の方には、いまだに地震と大雨の被害が大変で胸が痛む思いでございます。何とか一日も早く日常が取り戻せるようにと願うばかりでございます。 (S様)


▼鎌倉殿の十三人にはまり、北条のゆかりの伊豆の国市を訪れた際に成福寺という真宗大谷派のお寺があり、北条氏の創建のお寺だったというお話を聞かせいただきました。ありがとうございました。

2025-01-01 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 新盆合同法要と盂蘭盆会合同法要が勤まる

 7月7日には新盆合同法要を、8月4日には盂蘭盆会合同法要を宗泉寺本堂に於いてお勤めしました。

 換気や室温に注意しながら、無事にお勤めすることができました。ありがとうございました。

  • 新盆合同法要の法話の要約

 初めてお盆を迎えるという方々に浄土真宗の御本尊である阿弥陀如来の願いと、阿弥陀如来が救いたい対象のお話しをしました。阿弥陀様は悩み苦しみをもつ者を、一番に救いたいと立ち上がった仏さまです。

  • 盂蘭盆会合同法要の法話の要約

 日本のほとんどのお寺は、自分で修行をして覚りを目指す上座部仏教ではなく、大乗仏教です。みんなが一緒に救われなければ、本当の救いではないという考え方です。

 さて、浄土真宗は供養をしないから四十九日も法要も必要ないと説く方もいるようです。多くの方が想像しやすい故人を哀れむ意味での供養はしませんが、仏事としての法要は大切にしています。

 供養とはサンスクリット語のプージ(うやまう)が変化したプージャー(尊敬)が翻訳された言葉です。

 「あなたのことが大切です。大好きです」という尊敬の心が形となったものが、お供えやお布施です。

 供養をするとは施主(喪主)は食べ物や綺麗な花やお布施を捧げて、仏様を敬って教えを聞くことです。そして僧侶は仏様の説いた教え(お経)を敬って声に出して聞きます。

 参加者みんなで一緒に仏様の教えを聞く場所を作り、聞かせていただくことが供養(尊敬)となります。

 相手に対する最高の尊敬(供養)とは、相手の話を聞くこと、相手の書いたものを読むことだと受け止めてきたのです。

 浄土真宗の法要は死者を哀れみ恐れるのではなく、みんなで一緒に仏様のお話を聞いて、一緒に救われたいと願う大乗仏教の法要なのです。

2024-09-02 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 お寺デ手作り報告

スタンプでオリジナルグッズを作ろう

 参加者それぞれが用意したTシャツやエコバッグなどに、講師の伊川さんご夫妻が準備した布用のインクと消しゴムスタンプを押してオリジナルグッズを作りました。

 スタンプは伊川直樹さんが彫った消しゴムはんこです。スタンプもスタンプに使うインクも種類が色々あり、どれを使うかだけでも迷ってしまいました。

 色を変えて押したり、それぞれ好みの色柄やどんなふうに押すかを考えて楽しみました。

 おしゃれな模様やかわいい動物、仏教にちなんで花まつりのお釈迦様や南無阿弥陀仏の文字、阿弥陀様のハンコもありました。

 布に押すのと紙に押すのでは色の出方も違って、そういうところも面白かったです。

 作業を終えてから、時間のある人はお茶休憩とおしゃべりをしてから解散しました。

2024-09-02 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 みんなで本を読むー聞法会の報告

 前半は正信偈について住職からお話をし、後半は法語カレンダーの今月の言葉についてのテキストをみんなで読み、思った事などを話しています。お経や教えの話だけでなく、それぞれの思い出や最近あったことなども交えて自由におしゃべりしたりもする気楽な会です。

◇5月24日(金)

 前半は住職が前回より引き続き『正信偈』のお話をしました。

 「印度西天之論家から明如来本誓応機」の解説です。ここから七高僧についてのお話がはじまります。

5月の言葉

仏様の光に照らされて 

私の心に明かりがつく

山本仏骨

解説文の中の、真っ暗闇だと月や星の明かりに気づくという部分から、自分を照らす光に自分が弱っているときに気づくということではないかというお話をしてくださった方がいました。

◇6月21日(金)

 『正信偈』についてのお話は「釈迦如来楞伽山から証歓喜地生安楽」という所まででした。龍樹菩薩のご功績についてお話ししました。

6月の言葉

いい人 いい雨 いい天気

みんな私中心

大神 信章

 参加者の方の阿弥陀様はみんないいよと受け入れてくれているところがいいというお話が印象に残りました。

2024-09-02 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 正信偈を書く会―写経の会―

 写経の会を月一度のペースで続けています。5月20日、6月10日、7月29日、8月19日に宗泉寺本堂で開催しました。

 1時間集中して写経をしています。東本願寺出版の写経テキストを終える方も出てきて、西本願寺の出版物も準備しましたが、それも終え始めており、参加者のやる気に押されています。

 テキストは無料で差し上げております。お気軽にご参加下さい。

2024-09-02 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 自死者追弔法要の報告

 6月5日に宗泉寺本堂にてお勤めしました。

 皆さんで正信偈をお勤めしたあと、住職から少しお話しをさせていただき、その後お互いのお話しを聞きあう会を行いました。

 この法要は、自死で亡くなった方を追弔し、遺族の方に寄り添う機会になればと思い開催しています。皆さんで思いを尊重し合いながら、安心して“そのまま”を聞きあう場をつくれたらと願っています。

 私はグリーフケアについて知っていく上で、悲しいつらい気持ち以外にも、怒りや安堵、亡くなった方との思い出、思うことをそのままを大事にと学んだつもりでした。

 ですが、お話を聞かせて頂くなかで、グリーフケアはこういうものだと自分の思いに固まってしまっている部分があるのかもしれないと気づかせてもらいました。もっとそのままを話しやすい会にするにはどうすればよいのか、考えながら続けていきたいと思っています。

2024-09-02 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 境内を綺麗に―草むしり報告

 今年のこの季節、やはり暑さ厳しい中での作業となりました。七月から九月までは一時間早めて午前八時から作業開始、午前十時ごろに終了します。それでも厳しい暑さの中、お手伝いいただきありがとうございました。

2024-09-02 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 グリーフケア講習を受講 

グリーフのゆらぎ   釋龍源

 グリーフとは喪失による身心の変化のことです。グリーフには人それぞれの個別のものと、共通のものがあります。グリーフを感じた人同士で、おたがいに話し合うことで、重なっているところを見つけたり、自分はここが違うんだなということに気づいたりすることが大切です。 リンゴが好きといっても、酸っぱいところが好きという人もいます。「グリーフは人それぞれで良い」ということでもあります。

 そしてグリーフはプロセスです。プロセスとは変化していく過程です。グリーフは時間や観経の変化で移り変わっていきます。あれで良かったと思える日もあれば、あれが無ければと思う日もあります。

 またグリーフの種類には予期悲嘆といって、本格的な悲しみを想像して悲しくなる、将来の別れを想像して悲しむというものもあります。

 つまりグリーフには「ゆらぎ」があって良いのです。揺らいでいいのです。悲嘆傾向にある時と回復傾向にある時、そのことを繰り返しながら人は生きていきます。

 時薬(ときぐすり)という考え方があります。時間がたてば、また以前のような生活が送れるとという考え方です。時薬で成功することもありますが、悲しみにはいくつもの種類があって人それぞれ感じ方が違うものです。軽い悲しみも、重い悲しみも、時薬でどうにかなるものではありません。思い出して悲しくなったり、楽しいことを考えたり、そういうことを繰り返しながら生きていく、そのプロセスのなかで自分の感情に気づいていくことが大切なことです。

2024-09-02 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan

2024秋 広島に行きました

 春に広島に行って来ました。広島は安芸門徒と呼ばれる浄土真宗の熱心な地域です。毛利家と関係が深い土地でもあり本願寺派の方が特に多い地域です。

広島平和記念資料館

 まず始めに中島町の広島平和記念公園にある広島平和記念資料館に行きました。資料館は建て替えられた二〇一七年から展示の内容もずいぶん変わった様です。

 以前は蝋人形などで被害に遭った人の悲惨な状況がわかりやすく展示してあったようですが、今は実物資料や写真が並んでいる綺麗な施設になっていました。原爆の熱線が座っていた人の周りの石段の表面を白く焼いて人の影の部分が残った石段や真っ黒にこげた弁当箱など、写真やテレビで見たことがある展示物も見ることができました。

 外国から来たらしき方も多く想像以上の混み具合で、とても疲れました。けれど、はるばる海外から原爆によってどんな悲惨なことが起こったかを見に来てくれることに世界平和への希望を感じました。

原爆ドーム

 また公園を歩くとすぐに有名な原爆ドーム(広島県物産陳列館)がすぐに目にとまります。漫画『はだしのゲン』等でもよく見た有名な場所ですが実際に見るのは初めてでした。今は平和記念公園であるドーム周辺は元々活気のある町がありました。漫画『この世界の片隅に』でも多くの人が行き交う賑やかな様子が描かれています。戦中には原爆ドームのすぐ裏に東本願寺の別院がありましたが、被爆後は現在のオフィス街に移っています。

広島の町は広大な平野でした。

広島城

 その後は広島城に行きました。広島城の敷地は明治からは広島鎮台(軍事基地)がおかれ、後陸軍台五師団の基地となっていたようです。敷地内には原爆後も生き延びた木が数本ありましたが、城はコンクリートの建物で、元の木造のお城は原爆で吹き飛んだそうです。

広島別院(本願寺派)

 次に本願寺派の広島別院に行きました。川の中州にある寺町です。中州に二十ほど寺があり奥に広島別院があります。全部本願寺派のお寺です。お盆の時期になるとカラフルな梵灯籠をお墓に飾って賑やかになります。

 広島別院も被爆し焼失したそうですが、戦後新たに立て替えられ、平成に修復されたそうで、綺麗なコンクリートの建物でした。

真宗学寮(広島仏教学院)

 そこからタクシーで広島仏教学院に向かいました。広島仏教学院は本願寺派の教学研修施設です。コロナ禍でオンラインの講座があったため私も参加しており、今年で三年目となります。一年で八十時間の授業が一万円で受講できるので大好評です。受講者も年々増えて今年は四百人の申込みがあったそうです。

 いつでも低価格で仏教の勉強ができる学校を作りたいと、周りの聞きたい人とお坊さんが始めて今でも続いている研修施設だそうです。

 お坊さんの資格を取るためだと少しお金がかかります。一般聴講では年四万円、一時間あたり五十円ほどで週五日、毎日五時間、色々な先生が仏教や真宗のことを教えてくれるすごい場所です。是非一度お参りしたいと思っていたので参拝して来ました。

 四時頃の突然の訪問でしたが、建物に入ることができ、インターネットで見ていた場所を肉眼で見ることができたので嬉しかったです。安芸門徒の信仰心と生活態度の表れだと思いました。

 戦争は過去のものではなく、今もイスラエルからパレスチナへの爆撃や、ロシアのウクライナへの侵攻があり、日本では憲法改正や非常事態条項(いざとなったら特別な人だけで何でも決めて良い法律)を作ろうという流れが現在まさにおこっています。

 今を新しい戦前にしないために、過去の戦争から学び、現在の戦争に態度決定をして行かなくてはと思います。選ぶことのできる社会のうちに、きちんと選んで決定しなくてはなりません。

 (釋龍源)

2024-08-31 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : stan