実業之日本社文庫 三浦しをん

表紙のチャーミングさにひきよせられて買ってしまいました。日本各地の博物館をレポートした本です。展示の内容などガイドブック的な楽しみもありつつ。旅先で出会った人や博物館の職員さんと著者との会話がとても面白いです。博物館がいろんな思いと研究の集積でできていることがよくわかります。
取材当時の本文の他に、文庫化に際しての補足やあとがきに平成の災害のその後や今般のコロナのことにも言及しています。
取り上げられた博物館のひとつに、雲仙岳災害記念館があったのですが、自分が火砕流の被害が平成の出来事だと忘れていることに驚きました。そして、記録を残し伝えている人がいる有り難さを感じました。