詩「南無阿弥陀仏の日暮らし」     

 東本願寺出版の『お彼岸』に載っていた言葉を転載します。熊本県玄徳寺の住職の祖母が口ずさんでいた詩です。

あぁ知らなんだ 知らなんだ

三度の食事は いとわねど

二度のお礼が 大義(たいぎ)でならぬ

日々に一度の お(ぶっ)(ぱん)

枯れたお花の たてかえも

不承不承(ふしょうぶしょう)でする

このわたくしを 第十八願の

お目当てとは 今の今まで

知らなんだ 知らぬ昔は

是非(ぜひ)もない 知らせてもろおた

今日からは 両手あわせて

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏の

日暮らしが 何よりと(ぞん)ずる

次第(しだい)でございます

 旦保心治意訳(三度の食事は嫌ったことがないが、二度のお礼―朝夕の勤行が面倒でならない。日に一度のお仏飯も、枯れた仏花の交換も仕方無しで嫌々やっている。この私が阿弥陀様の御名を聞けば、必ず救われるというお目当てであったとは知らなかった。今日からは両手合わせて南無阿弥陀仏の日暮らしが何よりだ)

口に出して読んで頂けると五七調で読みやすいと思います。