ここ数年は法語カレンダーの解説書『今日の言葉(大谷派)』と『こころに響くことば(本願寺派)』を読んで同じ法語をどう受け取っているかを読み比べています。
◇10月20日(金)
前半は住職の『正信偈』のお話しです。本願名号正定業~必至滅度願成就のお話です。第十八願の至心信楽の願について聞きました。
阿弥陀様が南無阿弥陀仏と称えて欲しい、名前を呼んで欲しいと願って下さっている。だから、私たちが南無阿弥陀仏と称えることができますというお話でした。
十月の法語
念仏というのは 私に現れた 仏の行い 坂東 性純
親鸞聖人の750回御遠忌法要のテーマ「今、いのちがあなたを生きている」という表現について話し合いました。法然上人のお弟子の耳四郎という元大盗賊のお話も印象的でした。大盗賊も阿弥陀様は救うというお話です。テーマも耳四郎も、主語は私ではなく阿弥陀様からの呼びかけが中心にあるということなのかなと思いました。
◇11月29日(水)
前半は住職の『正信偈』についてのお話を聞きました。前回までの振り返りも交えつつ、内容を解説していきます。如来所以興出世~応信如来如実言のお話です。
お釈迦様が覚りについて人々に説くことがこの世界に生まれた本来の目的である、という出世本懐のお話。また、浄土真宗の大切にしている『大無量寿経』について少しふれました。親鸞聖人がお釈迦様のお弟子の中で覚ることができなかった阿難尊者に語りかけるお経を大事にしているという意味についてお話しました。
11月の法語
生の依りどころを与え 死の帰するところを 与えていくのが 南無阿弥陀仏 金子 大榮
自力でなく、阿弥陀様におまかせして救っていただくということ。欲望を反映したいいところという浄土にいくということではない事などについて読みました。
若い世代にどうやって伝えていくのかなど、宗教二世の話も出たりと色々話し合いました。
皆様のご参加お待ちしています。