戦争は世界各地で続いていましたが、隣国が戦争を始め国内も不安な空気が流れ始めています。お釈迦様は暴力(武器)について『法句経(ダンマパダ)』には
すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。己が身をひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ。(129偈)
(中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば』)
「老人も子どもも暴力におびえ、死を恐れる。(死を)私自身の事として、殺してはならない、殺させてはならない」と説かれております。
お釈迦様はおびえと恐れを他人事だと思わずに、自分の事として殺すことも、殺させることも戒めています。
自分は戦場に行かず、権力も金も無い弱き者に殺させることも戒めています。
私達も仏教徒として戦争に行かせない社会にしたいものです。
釋龍源