2020秋 聞法会でのお話

 現在はコロナ対策として、距離を取って座る、時間を短縮、マスクを付けての参加、お茶タイムはなしで、住職が前に出て話しをする法話をしています。

十月十日 法事とは?

 台風の中数人が来て下さいました。「浄土真宗の法事とは?」というお話をしました。ご法事では読経をしますが、それを何のためにするかという目的の違いについて話しをしました。

 一つは亡くなった方のために読経という善いことをして、お経の功徳の亡き人に向けるという追善回向のご法事が一般的です。 

 二つには亡くなった方をきっかけに、生きている私達がお経を聞かせてもらういうご法事です。

 浄土真宗は二つ目の考え方に基づいてご法事をお勤めしております。本願力回向と言いまして仏様から願いが向けられている法要なんだというお話をしました。

 十一月十八日 末代無智

 報恩講の法話にも取り上げられた『御文』についてお話をしました。親鸞さんのいた鎌倉時代も今の時代も末法の世。「たとひ罪業は深重なりとも、かならず弥陀如来すくひましますべし」(たとえ私の罪が深く重くとも、必ず阿弥陀如来は救って下さいます)という一文があるのが末代無知の御文です。一つ一つ意味を考えながら読んでいくと、新鮮に感じます。

今後の開催予定は宗泉寺の行事予定をご覧下さい。