2021春 みんなで本を読むー聞法会の報告

コロナ対策として、距離を取って座る、時間を短縮、マスクを付けての参加、お茶タイムはなしで、本を皆さんで読んでいます。感想や疑問を話し合います。


2/7

 法語カレンダーの二月の言葉、「念仏者の人生は まさに 慙愧と歓喜の交錯」についての短い文章を二つ読みました。

慙愧というのは、辞書によると自分の行いを省みて深く恥じることだそうです。

戦争の罪が文章に載っており、「殺人は悪いことだけど状況によって仕方が無い」「現代の殺人は許せない」という意見を聞かせていただきました。

『歎異抄』の「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし。」という、条件によってどんな悪いことでもするのが私だというお話をしました。


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 次回の報恩講の講師をお願いしております瓜生崇先生の著書『溶け合う世界へ』を読みました。

本書は「救われるもの」と「救われないもの」という宗教がつくる境界線によって人間が苦しむという問題を提起しています。

話し合いの中では、宗教団体は悪いことするけれど宗教に差別はないという意見がありました。

人の生きがいについては否定されたら何も楽しくない、納得できないという意見が多かったです。


◆聞法会へのお誘い

 次回も『溶け合う世界へ』の続きを読んでいく予定です。テキストは差し上げますので是非ご参加下さい。