2013年

     報恩講・秋のお彼岸法要    
     例年十二月に勤めていた報恩講を、今年は秋のお彼岸の時期、九月二十二日にお勤めしました。
 お勤めの後は、住職から法話をさせていただきました。
今年は、お寺のことで色々問題が起こりまして大変苦しい一年になりました。その中で一緒に頑張ってきた人との仲違いもあり、教えが力になっていないという事が改めてわかりました。
 そこで私はお釈迦様の言葉にふれた中で自分のことを言い当てられるような言葉に出会いました。
むさぼりは満足を得たい気持ちから、いかりは満足を得られない気持ちから、愚かさは不浄な考えから生まれる。 『阿含経』
 皆さんも何でこんなに物に惹かれて手に入れたいと思うか、考えたことはあまりないかと思いますが、欲しいという気持ちは満足を得たいからなんだとお釈迦様は言い当てております。色んな理由があって、あれもこれも欲しいと思っておりますが、簡単に表現すれば満足したいからでしょうということです。
怒りのことも「あれだけ一緒にやってきたのに、あの人のために我慢してきたのに」という気持ちです。これだけ払ったんだからお返しが欲しいのが私です。
 腹が立つ、怒るということも色んな条件がありますが、お釈迦様は一言、満足が出来なかったんだねとおっしゃる訳です。怒りが起こった環境や状況では無く、あなたは満足を得られなかったんだねと自分の心に矢印を向けてくれるのが教えに出会うということです。(以下略)
 お盆が終わって一月と少しの報恩講でしたので、少し慌ただしいかなと思っていました。ですから、人出も少なくなるかなと思っていたのですが、例年通りの人数がお参りにきて下さいました。
   
            
     

   
     おみがき報告    
     九月十五日の台風のさなかでしたので、行事としては安全のため中止にしました。住職と家族ですませましたが、心配してお電話下さった方もありました。
   
     

   
    本を読んでますー聞法会の報告    
     本願寺出版部が発行している『お内仏のお給仕と心得』をみなさんで読んで住職が解説しています。
◇十月
 今回は現実生活と合掌礼拝についての部分を読みました。目に見えないけれどあるもの、目に見えず、実際の役に立たなくても心が豊かになるものがあるのかもと、それぞれ思ったことも話しました。
 他にも節談説教のことなども話に出ました。

◇十一月
 この日はお念珠についての部分を読みました。
 久しぶりに参加された方もあり、おしゃべりも盛り上がりました。
 適宜、休憩や参加の方同士気楽なおしゃべりも交えての会です。お気軽にご参加下さい。
   
     

   
     境内を綺麗に―草むしり報告    
     九月にはまだ少し暑かったのですが、この頃はすっかり秋めいて、もう寒いくらいです。庭もだんだんと茶色が目立ってきました。
 伸びてきた木の枝を切ったり、残った草を抜いたりしてもらっています。三月になるまで、草むしりはお休みです。また、春になったらお手伝いをお願いいたします。
 今年一年間、ありがとうございました。

 九月十八日(水) 
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
水野邦子様
吉田ヨシ子様

 十月十六日(水)  
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様

 十一月二十日(水)
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
お仏壇のはせがわ様
   
             
     

   
    聞法会の報告    
     本願寺出版部が発行している『お内仏のお給仕と心得』をみなさんで読んで住職が解説しています。
 今回は礼拝の作法や合掌の姿勢についての部分を読みました。手を合わせる仕草が宗教を問わず行われていることの不思議について、また合掌できない人はどうするんでしょう等みなさんで話し合いました。
 適宜、休憩や参加の方同士気楽なおしゃべりも交えての会です。お気軽にご参加下さい。
   
     

   
    草むしり報告    
     酷暑のなかを水分補給しながら作業していただきました。人間のほうは、参ってしまいましたが雑草は元気で伸びていました。
 参加いただいた方のおかげで、庭が草に埋もれずにすんでいます。
 ありがとうございました。

 五月二十一日(火) 
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
お仏壇のはせがわ様

 六月四日(火)  
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様

 六月十八日(火)
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
お仏壇のはせがわ様

七月二十三日(火)
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
水野邦子様
お仏壇のはせがわ様

八月二十日(火)
佐藤久司様
藤尾信治様
   
             
         
     

   
     盂蘭盆会合同法要が勤まる。    
      毎年八月第一週の日曜日に厳修している盂蘭盆会合同法要が勤まりました。今年は午前の部、正午の部、午後の部の三部にわけてお勤めしました。お勤めは、住職、住職の父、坊守で阿弥陀経と正信偈をあげました。
 お経の後は、午前の法要では、盂蘭盆経のお話。正午の法要ではご先祖様と仏様の違いのお話。午後は浄土真宗のお盆の迎え方の法話を住職がしました。
 昨年は午前と午後の二部にわけたのですが、駐車場の混雑や法要が立ち見になる方も多かったので三部にわけてみました。
 例年通り、本堂に入りきれなかった方にも法要の様子を見ていただくために、客殿ではビデオ中継を行いました。それでも、やはり部屋に入りきれず、廊下でお参りしていただいた方もいらっしゃったようですが、皆様のご協力もあり、無事に法要を終えることが出来ました。
 一緒にお勤めしてくださる声や、ひさしぶりにお顔を見ることができた方、いつもお手伝いくださる方や、お手紙を下さる方を身近に感じ、はげまされてお勤めさせていただきました。慌ただしくて、ご挨拶もできずにいましたが、本当にありがとうございました。
 亡き人はお盆の時だけでなく、いつでも皆さんに様々なことを教えてくださっています。お盆の時期や形にこだわらずに、亡き人が身をもって教えてくださることに、心を向けてみてください。
 お寺では、お盆以外にも法要や行事を行っておりますので、皆さんとともにそうした機会にも教えを聞いていければと思っております。

   
          
     

   
永代経法要が勤まりました。
 彼岸会・永代経法要が勤まる
 
 これまで六月に行っていた永代経を今年はお彼岸もかねて三月にお勤めしました。お参りの方が少なくなるかなと思っていましたが、思ったよりたくさんの方に来ていただき、うれしかったで
す。
 お勤め、法話の後の座談、質問コーナーも活発で、しかし和やかで、良い永代経とお彼岸になりました。ありがとうございました。
 今回は、練馬の真宗会館から畠山和千先生にお越しいただき、御法話いただきました。
 会社員をされた後、親戚のお寺で僧侶としてお勤めされた後、今は真宗会館の職員としてお仕事をされているそうです。
 始終ユーモアたっぷりで、親しみやすい話し方をされるので、集まった皆さんもリラックスしたムードでお話をうかがうことが出来たと思います。
 先生のお母様が、お寺の出身とのことで子どものころは、朝晩はお内仏の前でお参りをされていたそうです。
 お参りするとき、手を合わせて拝みますが、そのときは今日も一日無事に過ごせますようにということからはじまって、幸福を望む意識が出てきているのだそうです。門徒さんのおうちにお参りに行くと、受験票や宝くじがお内仏にあげてあるそうです。
 また、夕方に感謝の気持ちで手を合わせるときは、今日も無事過ごせて幸せでしたというきもち、いろいろとうまくいってほしいと思っていると言うことなのだそうです。
 確かに、望んでいることが一見ささやかなので見過ごしがちですが、人間はやはり無意識に幸せになりたいと望んでいるのだなということがよくわかります。
 幸せを望むことが悪いとは言われていませんが、そこは考えていかなければならないということでした。
 どういうことかというと、自分を守りたい、幸せになりたいということは、人を押しのけていくという気持ちを含んでいるのだそうです。
 絵馬のお話を例にとって、説明いただきました。
 多くの神社には、願い事をかく絵馬を掛ける場所があるのですが、神社の本殿の近くにかけると願いが叶いやすいとされているそうで、人気の場所に絵馬が集中するそうです。ですが掛ける場所には限りがあるので、人の絵馬をよせて自分の絵馬をいい場所に掛ける人が結構いるそうです。それが証拠に、絵馬を掛ける場所の柱に、絵馬を寄せないでくださいと注意書きがあるのだそうです。
 他にも災害に遭った人を見れば、気の毒に思うと同時に、自分じゃなくてよかった、自分には災害がこないでほしいと思うという例も。
 そうした、人を押しのけても幸せに、不幸は他の場所にと思う気持ちは以下の四つの原因から起こってくるのだそうです。それは、「常」いつまでもそのまま若くいたい、「楽」いつも楽しく生きていたい、「我」中心でいたい(端に寄せられたくない)、「浄」人に批判されない清らかな自分で居たいということだそうです。
 そして、私達はこうしたことを通常あまり考えないで、反射的に行動しているのだそうです。自分が影響を受けること、例えばお金や、健康、知識、学校や会社などをとっさに判断して。例えば、だれに丁寧に挨拶をするかといったことを行動に移していると。
 小さなものは家庭から始まって、経済や権力の中心がうつれば、それまで中心として扱われてきた人は、はじによせられてしまうのだそうです。
 勉強や仕事を頑張るという向上心も、考え方としては上下のあることと、有名な「蜘蛛の糸」の話を題材に説明してくださいました。
 カンダタは自分だけが助かろうとして、下から登ってくる他の人を蹴散らそうとします。この話は、人は上に行けば下を攻撃するということがあらわれているのだそうです。
 まえに出てきた、「常」「楽」「我」「浄」の四つも、どっちが上か下かという考えが元にあると言うこと。端っこに寄せられる恐怖は、上に居た者が下になったときのことを思うのか、なるほどなあと思いました。
 そして、真宗は登ろうとしないで、ここが浄土になればいいねという教えだそうです。登っていかないので、上下が無いそうです。また、教えをきく名告りとして法名をつけます。そこに上下の関係はありません。
 みんなで聞法することを重く見る宗派なのですから、上下が無いはずなのに。つい、知識がたくさんあるとかお経が上手かどうかといったことを基準にしてしまう自分が居ます。
 幸福を望むことが悪いと言うことはないのでしょうが、幸せになりたい、平穏無事でいたいという気持ちの裏に、どういうことがあるのかを立ち止まって振り返るのは大切なことだなと改めて思いました。
 お話は、法要や朝晩のお勤めは、拝む内容やなぜか拝むのかということを考える時間ですよというまとめで終わりました。
 毎日の生活の中で、ついいろんなことを意識しないでこなしがちです。法要でも、つい作業自体の忙しさに流されがちになります。
 せっかく上下の無い教え、真宗にご縁があったのだから、時々は立ち止まることを忘れないでいようと改めて思いました。

 


おみがき報告
三月十日(日)
伊川様ご夫妻 佐藤久司様
須藤万紀子様 水野邦子様
村岡純子様  村岡みち様
吉田ヨシ子様

きれいな荘厳でお彼岸、永代経を迎える事ができました。ありがとうございました。


草むしり
草むしり報告
 暖かくなるにつれ、ぐんぐん草が伸びてきましたが、 ご参加の皆さんのおかげできれいに保てています。お花や山草を植えて下さる方もいます。

 三月十九日(火) 第三火曜
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
お仏壇のはせがわ様

四月 九日(火) 第二火曜
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
お仏壇のはせがわ様

四月二十三日(火)第四火曜
佐藤久司様
吉田ヨシ子様
藤尾信治様
駒形信行様
水野 邦子様
お仏壇のはせがわ様

五月七日(火)第一火曜
藤尾信治様
駒形信行様

   


聞法会の報告
 第一回の聞法会が開催されました。東本願寺出版部が発行している『お内仏のお給仕と心得』を読んで住職が解説しています。今回は宗派の説明や東西本願寺についてのお話をしました。普段疑問に思っていることも聞いていただき、よい会になりました。皆様のご参加お待ちしております。


修正会
 修正会報告

 二〇一三年一月一日朝六時、今年最初の行事である修正会を滞りなくお勤めすることが出来ました。ありがとうございました。
 真っ暗なうちからお集まりいただき、少しずつ明るくなっていく本堂でお参りしました。その後は客殿で新年会となりました。おせちや、門徒さん手作りの味噌漬けや赤大根漬けをいただきながら、楽しく過ごさせていただきました。いつも来て下さる方の他にもご家族を連れてきて下さった方もいらっしゃったり、お正月らしい時間になりました。
 また、お正月には来られないからと年末にお参り下さったり、お便りや年賀状を下さった方もあり、お寺を気に掛けて下さる皆さんとの関係がとてもありがたく感じた年末年始になりました。
 本年も、お寺のことや真宗のことをお知らせして、皆さんとのつながりになればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。



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