2012年

     報恩講報告    
      今年も無事に報恩講が勤まりました。参詣いただきました皆さま、ありがとうございました。
 お勤めは金目の浄真寺のご住職と、住職、坊守の三人で真四句目下の正信偈と五淘の念仏をお勤めしました。参詣の皆様も一緒にお勤めしてくださり、あたたかい雰囲気でお勤めすることが出来ました。
 そのあとは住職が御俗姓を読み、法話をさせていただきました。
 御俗姓とは、御文のなかの一つで、作者は諸説がありはっきりしないようですが、直接親鸞聖人の言葉をきかれたどなたかが、親鸞聖人のご命日、つまり報恩講に発表された御文(お手紙)なのだそうです。
 内容は、親鸞聖人がどういう家に生まれ、出家し、法然上人と出会い、あらゆる人が浄土に導かれる道を選ばれるようになったかという経緯、そして報恩講にお参りしなさいというものです。
 例年、講師をお呼びしていたのですが、この度は住職が法話をさせていただきました。葬儀や法事の場で法話をさせていただいていますが、自分と真宗の教えについてお話する機会は意外とないのです。
 ご家族のご法事をたのんでいる寺の住職がどういう人なのかを知ってもらう、よい機会になったのではないかと思います。
 親鸞聖人の教えとの出会いとして、子どもの頃から、喘息で体が弱いことを悩んでいた住職にとって、大学の学びの中で出会った真宗は、大きな発想の転換に感じられたとのことでした。報恩講は親鸞聖人の御命日に集まって、親鸞聖人の考え方を学び、自分の考え方を見直す大切な法要だとのことでした。
   
            
     

   
     おみがき報告    
      十一月二十五日日曜日の午後二時より、報恩講に向けてのおみがきを行いました。
 お二人の門徒さんと坊守と子供たち二人をあわせて五人での作業となりました。
 本堂にブルーシートをしいて、作業を開始します。仏具に磨き粉をつけて、ぼろ布でこすって、みがいていきます。磨いているうちに、仏具の真鍮の色がだんだん明るくなり、光ってきます。
 参加の方が、手際よく磨いてくださったので、なんとか終了予定の四時過ぎには終わることが出来ました。
 作業終了後は、門徒さんが作ってきてくださった、おいしい大学芋とお茶で休憩しました。
 ご参加の方、ありがとうございました。
 次回は、永代経の前におみがきの予定です。詳しい日程は、寺報にてお知らせいたします。
 室内で座っての軽作業ですので、お気軽にご参加いただけると助かります。
   
         
     

   
     草むしり    
     草むしり報告
 九月はまだまだ暑い日でしたが、十月は涼しくなり、十一月にはもう寒くなり始めていました。このごろは、庭の草もすっかり茶色く枯れて冬の様子に変わってきました。
 今年も、草むしりにご協力いただいたおかげで、庭が雑草に埋もれること無く過ごすことが出来ました。ありがとうございました。
 冬の間は草むしりはお休みですが、三月からまた始まります。寺報に予定を載せますので、ご参加いただければ助かります。

 九月十八日(火) 
駒形伸之様
佐藤久司様
須藤政之様
藤尾信治様
吉田ヨシ子様
お仏壇のはせがわ様

 十月十六日(火)
駒形伸之様
佐藤久司様
須藤万紀子様
須藤政之様
藤尾信治様
お仏壇のはせがわ様

 十一月二十日(火)
駒形伸之様
佐藤久司様
須藤万紀子様
須藤政之様
藤尾信治様
お仏壇のはせがわ様
   
               
     

   
    草むしり    
    六月二十六日
小島トヨ様
駒形信行様
須藤政之様
藤尾信治様
お仏壇のはせがわ様


七月十七日
駒形信行様
佐藤久司様
須藤万紀子様
須藤政之様
お仏壇のはせがわ様


八月二十八日
駒形信行様
佐藤久司様
須藤万紀子様
須藤政之様
藤尾信治様

暑い中を、水分補給しながら作業していただきました。おかげさまで、きれいな状態でお盆を迎えることが出来ました。どうもありがとうごさいました。
秋になり涼しくなれば、作業しやすくなりますので、参加したことがない方もお手伝いくださると助かります。同じお寺に縁のある方とお話出来るよい機会にもなると思います。
   
         
     

   
     盂蘭盆会合同法要が勤まる。    
      午前の部は、住職、住職の父、坊守で阿弥陀経と正信偈を、午後の部は金目の浄真寺のご住職と住職、坊守で同じお経をあげました。お経の後は、午前午後ともに住職からお盆の法話をさせていただきました。
 今年の合同法要はなるだけ本堂に入っていただくことと熱中症防止のため、エアコンのきいたところでお参りしていただけるように、午前と午後の二部に分けました。
 また、昨年に引き続き本堂に入りきれなかった方にも法要の様子を見ていただくために、客殿ではビデオ中継を行いました。それでも、やはり部屋に入りきれず、廊下でお参りしていただいた方もいらっしゃいましたが、無事に法要を終えることが出来ました。ご協力ありがとうございました。
 また、事前に駐車場の確保のために草に埋もれた庭の一部を工事していただいたり、駐車の際の案内、受付など、役員さんのお手伝いをいただきました。ありがとうございました。
 亡き人はお盆の時だけでなく、いつでも皆さんに様々なことを教えてくださっています。お盆の時期や形にこだわらずに、亡き人が身を以て教えてくださることに、心を向けてみてください。
 お寺では、お盆以外にも法要や行事を行っておりますので、皆さんとともにそうした機会にも教えを聞いていければと思っております。
   
          
     

   
永代経法要が勤まりました。
 六月三日の午後一時より、宗泉寺の本堂において永代経が勤まりました。午後一時より住職と坊守の出仕で、参加の皆さんと『阿弥陀経』をお勤めしました。
 お経の後は、一時半より、練馬区の東京教務所の小林尚樹先生にお話をいただきました。
 「煩悩成就の身を生きる」というテーマで、お話しいただきました。
 正信偈、歎異抄などの言葉について、丁寧に説明してくださいました。正信偈には日頃から慣れ親しんでいるのですが、「発」の一文字に込められた意味が非常に心に残っています。
 能発一念喜愛心の発ですが、自分でおこしようのない心がおこる、あるいは心がひらくという意味が込められているのだそうです。似た言葉に、起があるそうですが、こちらには自分の力で、自分でおこすという意味なので、もしこちらが使われれば全く違う内容になってしまいます。
 同じ心がおこるのでも、不思議におこってしまう心とそうしようと思う心があるということ。表に現れるかは別としても、自分の心さえ思うようにならない自分にも、何か気づいたときに心が「ひらく」ことがあるのだろうかと思ったことでした。
 続いての茶話会では、各自先生に聞きたいことを質問したり、自己紹介をしたりしました。
 友達と一緒に来てくださった方、偶然お寺を見に来てくださった方、いつも来てくださる方たちが見えて、人数は多くないけれど、ほっとするようなうれしい永代経になりました。
 どうもありがとうございました。


草むしり
仏具のお磨き
佐藤久司様
須藤万紀子様
村岡みち様
村岡順子様
吉田ヨシ子様
 みなさん、もうすっかり手慣れてきました。おしゃべりをしながら、磨き粉をつけて、布ですいすいと磨いていきます。人数も、来てくださった五名に加えて、住職と坊守の七人でしたし、手早く作業を終えることができました。
 報恩講の前にも、おみがきをします。座っての作業ですし、特別な技術も必要ありません。仏具に親しむ機会にもなりますので、お手伝いいただけましたら助かります。


草むしり
四月二十四日(火)
佐藤久司様
吉田ヨシ子様
藤尾信治様
駒形信行様
須藤万紀子様
須藤政之様
須藤晃秀様
お仏壇の
はせがわ様

五月八日(火)
佐藤久司様
藤尾信治様
駒形信行様
須藤万紀子様
須藤政之様
小島トヨ様
 

五月二十二日 雨天のため中止
六月十二日 雨天のため中止

肌寒かったり、汗ばむ陽気だったり、雨のため中止になった日もありますが、夏が近づくにつれて草がずんずんのびてきました。
作業は大変になってきましたが、一汗かいた後のお茶がおいしいです。
昼食の時に参加の方から聞けるお話も楽しいですので、お気軽にご参加よろしくお願いします。


春の音楽法要に参加して
前回、親鸞聖人七五〇回御遠忌法要で音楽法要に参加した法音さんが、毎年本山で開催される「春の法要」の親鸞聖人ご誕生会の音楽法要にも参加してくださいました。音楽法要とは西洋音楽に親鸞聖人の言葉をのせた合唱と伴奏による法要です。(住職)

春の音楽法要に参加して
 釋尼法音

 四月一日、京都の東本願寺において宗祖親鸞聖人お誕生会の音楽法要が勤まりました。
 音楽法要をお勤めするためにニ泊三日の研修会があり参加しました。
 研修会には、全国各地から参加者が集まり、期間中のほとんどの時間を合唱と作法の練習に費やしました。
 春の音楽法要は七五〇回御遠忌の音楽法要とは違う曲で行われ、全てが暗譜ということで、パート別の練習をベテランの方々が休憩時間中に指導してくださいました。
 様々な方言が飛び交いながら、厳しさの中にも徐々にお互いが打ち解けていきました。
 無事法要を勤めさせていただけるようにひとりひとりが、出過ぎず控えすぎずバランス良く合唱できるようになりました。
 音楽で法要を勤めるという事は、合唱曲の発表とは違った厳粛な表現であったと感じました。
 昔は雅楽と声明が仏教音楽の主流でした。この合唱曲は雅楽の味わい、要素、板東曲の伝統を存続させた、現代の仏教音楽として一九六一年親鸞聖人七〇〇回大遠忌に作られた曲なのだそうです。
 その歌詞は、浄土和讃、三帰依、和訳正信偈、高僧和讃、念仏讃、正像末和讃によるものです。
 研修会の日程の中で、真宗の学習の時間が設けられ、「名声十方に超えて」というタイトルで大江憲成(九州大谷短期大学長)の講演がありました。
 「人はどこまでも健康で長生きを願います。ただ生存を引き延ばすためではないのでしょう。きっと、感動のありかを尋ねているのです。感動に出遇うために生まれてきたからです。」というお話から講演がはじまりました。
 音楽法要は、私が「いま、ここに生きている」その感動を、音の荘厳をもって表現したものとなりました。
 歌うこととは、単に音を声という楽器を使って鳴らすものではなく、音と言葉によって自分自身の中に響かせ、他の人伝えることです。
 歌詞の意味を感覚的に理解して歌っていただけだったので、この合唱曲を通じて正信偈、和讃についてもっと勉強をした方が良いと思いました。
 「春の法要」当日、御影堂の参詣席には、堂内ほぼ満席の参詣者が集いました。参詣の方々と共に和訳正信偈をお勤めしたときの、堂内に響いた大きな波のような歌声は、今までに感じたことのない感動でした。
 とても良い体験が出来たことに感謝しています。


みんなで話そう会
 四月七日、人数は少なかったのですが、初参加の方もいらっしゃいました。
 仏事の質問から、世間話までいろいろとお話ししました。お茶を飲みながら、和やかな会になりました。ありがとうございました。
 話題は何でも結構です。お気軽にご参加ください。


草むしり
 日中は、すっかり暖かくなってきました。
花壇の花も咲いてきましたが、草も伸び始めています。作業していると暑く感じる日も近そうです。水分補給しながら、休憩を挟みながら、作業したいと思います。ありがとうございました。

三月十三日
鈴木 健司様
藤尾 信治様
駒形 伸行様
お仏壇のはせがわ様

四月十日
須藤 政之様
小島 トヨ様
藤尾 信治様
お仏壇のはせがわ様


修正会
 修正会が勤まりました
 一月一日の朝六時より、宗泉寺今年最初の法要をお勤めしました。
 はじまるのが早い時間でもあるので、誰もこなかったらどうしようとドキドキしながら六時になりました。
 時間になってみれば、毎年見えられる方に加えて、そのお子さんやお子さんのお連れ合いもみえたり、去年からご縁の出来た方もきてくださったりとにぎやかになり、うれしい一年の始まりになりました。
 法要が終わり、新年会が始まる頃には少しずつ明るくなってきます。
 みなさんでおせちや、出席の方が持ってきてくださった味噌付けやなますをいただき、お酒も入って、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
 こうしたお寺の行事予定や、出来事、仏事のことなどなど、今年もお伝えしていけたらと思っております。
 本年もよろしくお願いいたします。



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